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『カソウスキの行方』津村記久子 *サイン本あり
¥638
『カソウスキの行方』 著者:津村記久子 定価638円(本体580円) 講談社 2012年01月17日発売 文庫版/192ページ ISBN:9784062770446 第138回芥川賞候補作 好きになったということを仮定してみる 郊外の倉庫管理部門に左遷された独身女性・イリエ(28歳)は日々のやりきれなさから逃れるため、同僚の独身男性・森川を好きになったと仮想してみることに…… 「恋愛はすごいなあおい」 そう口に出して言ってみるが、棒読みだった。気を取り直して、あやかりてー、とごろんと寝返りを打ってみたが、どうしてもやる気のある人の口調にならない。とりあえず、今満足に意思の疎通ができる男性の数を数えてみるが、本社の連中は皆既婚者で、部長にいたっては孫までいる。こっちではコンパなどなく、藤村は悪くないかもしれないがやはり結婚しているし、なまじ付き合っても殴り合いの喧嘩になりそうな予感がする。 「消去法かあ」 森川君かあ、と言うところを、直前で置き換えた。――(「カソウスキの行方」より) 同時収録「Everyday I Write A Book」「花婿のハムラビ法典」
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『やりたいことは二度寝だけ』津村記久子 *サイン本あり
¥770
『やりたいことは二度寝だけ』 著者:津村記久子 定価770円(本体700円) 講談社 2017年07月14日発売 文庫版/256ページ ISBN:9784062937184 毎日アッパッパー姿で会社に行き、仕事の合間に1.5Lの紅茶を飲み、帰りは商店街をふらふら歩く。検索やノート集め、炭水化物、サッカーをこよなく愛し、からあげ王子に思いを馳せ……。日々のささやかでどうでもいい出来事を“マヌケ面白い”視点で綴る、超庶民派芥川賞作家による脱力系初エッセイ集。
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『二度寝とは、遠くにありて想うもの』津村記久子 *サイン本あり
¥770
『二度寝とは、遠くにありて想うもの』 著者:津村記久子 定価770円(本体700円) 講談社 2019年03月15日発売 文庫版/288ページ ISBN:9784065149881 「女子」と自称することに違和感を持ったりしっくりきたり、 「いい年」という言葉に委縮するけど、いなそうと思ってみたり。 「スイーツ」の行列に反発したり、 「便所飯」と「一人ごはん」の違いを考えたり。 あるいは、「友達がいなさそう」という評価に大きな疑問を呈したり。 はたまた、「無縁死」という死に方にもやもやしたり。 現代の言葉や身の回りの出来事について、 「話しかけられ顔」を自任する庶民派・芥川賞作家が綴る、 味わい深くてグッとくる日常エッセイ集第二弾!
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『ポトスライムの舟』津村記久子 *サイン本あり
¥605
『ポトスライムの舟』 著者:津村記久子 定価605円(本体550円) 講談社 2011年04月15日発売 文庫版/208ページ ISBN:9784062769297 29歳、社会人8年目、年収163万円。 こんな生き方、働き方もある。 読むと心が軽くなる、“脱力系”お仕事小説。 29歳、工場勤務のナガセは、食い扶持のために、「時間を金で売る」虚しさをやり過ごす日々。ある日、自分の年収と世界一周旅行の費用が同じ一六三万円で、一年分の勤務時間を「世界一周という行為にも換金できる」と気付くが――。ユーモラスで抑制された文章が胸に迫り、働くことを肯定したくなる芥川賞受賞作。