『牛を食べた日』千葉貴子 発行:らくだ舎出帆室
¥1,870
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ISBN:9784991302633
定価:1,870円(本体1,700円)
発売日:2025.7.30
ページ数:176
判型:文庫(A&)
装丁:濁点
中心から遠く隔たった辺境の地、熊野の山里旧色川村。この地で、牛耕の復活をめざす農家・外山家が、大事に育ててきた牛を食べることにした。
牛を屠畜場へと運び、肉にしてもらうまで。その肉をみんなで分かち合い食べた日のこと、そして後日談。同じ村に住む著者が一連の流れを傍らで見守り、文章と写真で記録した。
動物と暮らすことも、動物を殺し食べることも、あまりに遠くなってしまった現代。大きな文脈では語られ得ない、山里の小さな営みには、確かな生の手応えが充ちていた。生活者誰しもの土壌を耕す、らくだ舎出帆室発のルーラル・ノンフィクション。
目次
プロローグ 屠殺、そしてチキンフライの衝撃
第1章 きくなを食べることにした
第2章 きくなの出荷。あまりにも長い一日
第3章 きくなという牛
第4章 きくなを食べた日
第5章 動物のいのち、人間のいのち
第6章 そして、次の牛へ
エピローグ 時折、熊に喰われる自分を想像する
表記について
謝辞
参考文献
【著者プロフィール】
千葉貴子
一九八五年茨城県生まれ。大学卒業後、二〇〇八年に生活協同組合の広報物制作を担う編集制作会社に入社。農・食を中心とした執筆、編集を学ぶ。二〇一六年、独立と同時に和歌山県那智勝浦町色川地区に移住。農・食・環境・地域の四つをテーマに仕事を受託しつつ、夫の智史とともに、週三生活文化複合拠点「らくだ舎」(喫茶室・本屋・図書室・地域商店)を運営しながら、らくだ舎出帆室として出版活動を行っている。